皆さま、こんにちは! うるわしき店主の増田です。
今年の京都の夏も暑いですが、着物レンタル店もカジも元気に営業中です!
さてさて、最近は海外からカジに会いに来るお客様からこんなお話を聞くことがあります。
どうやら、どこかでカジの生い立ちの記事を見てやって来てくれるんだとか。そこには、カジは幸運の柴犬らしき事が!
確かにカジはとてもラッキーな子です。
2018年夏、淡路島で保護団体のボランティアさんが車を運転していたところ、一匹の痩せ細った柴犬が道路で横たわってました。
「こんなところにいたら車にひかれてしまうよ」と偶然、車の中にあったリードを付けて、保護しました。連れて帰った後もしばらく元気が無く、翌日に動物病院に連れていったところ、どうやら肉球が割れてしまっているため、歩けなくなっていたとのことでした。
きっとこれまでに夏の暑いアスファルトなどを長い距離歩いて来たんだと思います。
カジは、淡路島で保護されました。自分で逃げて来たのか、捨てられたのか分かりません。
でも、ボランティアさんが見つけてくれたおかげで、なんとか小さな命を守る事が出来ました。
保護されて少し元気になった頃のカジくん
今に比べたらまだまだ細い体型です。
今はこんな感じ。
そこから、ボランティアさんは飼い主を探してくれましたが、一向に飼い主さんは見つかりませんでした。ボランティアさんはもうすでに先住犬がいて、このままボランティアさんが育てることもできないので、里親さんを募集することになりました。
何名か希望する人がいたらしいのですが、条件が合わなかったり、子犬じゃないから断られたりしました。
何歳かも分からない、どこから来たかも分からない、どんな性格かも分からない、そんな子を家族に迎え入れるのは難しいことなのかもしれません。
しかし、カジをネットで見たとき、私はいてもたってもいられず、すぐに淡路島まで車を飛ばして会いに行きました。
ここでまた、二つ目の偶然が起こります。カジを預かってくれていたボランティアさんはお仕事があり、通常平日は面会ができないのです。しかし、私はその日を逃すともうしばらく行けなくなってしまうので、一か八かその日におねしたら、ボランティアさんは偶然にもその日は年休を取っていたそうです。早速、その日に会いに行くことになりました。車から降りる私たちにカジは飛び上がって喜んでくれて、しっぽを振って歓迎してくれました。
その様子を見たボランティアさんがその日のうちに一緒に帰ることを許してくれました。
これで、カジは私たちの家族になりました。
私たちは、京都の伏見稲荷大社から徒歩2分の場所で着物レンタル屋さんを営んでいます。
店先にはカジが看板犬としてお客様をお迎えしています。
カジは今とても幸せです。お客様にも可愛がってもらう事がとてもありがたいです。カジはみんなを幸せにしてくれるワンコです。
ボランティアさん曰く、保護犬の中には、車にひかれたり、里親さんが見つからなくて保健所に行く子も珍しくないんだそうです。
そんな中、カジは強運の持ち主なんだとか。確かに道路の横に倒れていて車にひかれなかったことも強運ですし、こうして縁があって京都に来て、日本人の方にも外国人の方にも可愛がってもらえるようになるのもカジの強運の証かもしれません。
それ故に、「強運カジ」に会いに来る方がいるんです。
この間のお客様は「奇跡のわんこカジ」って言ってくれました。なんだか照れくさいですが、とても嬉しいです。
いろんなご縁に恵まれて、いろんな偶然が重なって、今のカジがあります。
今日もカジは店先でぐーぐー寝てますが、しっかりお客様をお出迎えしています。
着物レンタルのお客様も忍者ランを体験されるお客様もぜひぜひ京都、伏見稲荷のカジに会いに来てくださいね!
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うるわしき
〒612-0808
京都府京都市伏見区深草稲荷榎木橋町26−1
080-5763-2290
伏見稲荷 着物レンタル|和服租貸・Kyoto kimono rental・URUWASIKI
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※カジは不在にするときがあります。カジに会いに来られる場合は、あらかじめ予約カレンダーをご覧ください。
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